私、麻雀をたしなみます。
麻雀についての意見をそこはかとなく書きつくってみた。
ちなみに上級者の方は聞き流してください笑
麻雀は運と実力が何割ずつか、みたいな話をよく聞くけど、
私の実感としては3:7で実力が勝るくらいだと考えている。
アガリへのスピードという点では運8割以上あると思うが、
押し引き、オリについてはほぼ10割実力だから。
当たり前のことだが、4人でやる競技である以上、
いくら強くても自分がアガれるのはどんなに強くても3割程度で、
他は絶対に押し引き、オリが必要になる以上、実力の比重が大きくなるのは当然。
ここでいう実力というのは、
まず何をおいても押し引き。
次にオリ。
その次が牌効率。
【押し引き】
押し引きほど大事なものは麻雀にはない。
ここがまずいと、ものすごい勢いで沈んでいく。
5連敗なんてものでは済まないこともザラ。
押し引きの点で実力差がある場合、
レートを乗せて打ってはいけない(もしくは低レート)。
レートに見合わぬ大敗を喫することにつながる。
大まかな傾向として、押し引きが下手な人は総じて押し過ぎる(かくいう私もその一員)。
自分がイーシャンテンで先制リーチをかけられたら、
危険牌を切らずに押し返せる場合以外は9割以上オリる。
これが正しいのか、概算してみる。
イーシャンテンからテンパイに持っていける可能性を考えると、
仮に黄金イーシャンテン(面子×2、対子に加え、両面ターツと455のような両面ターツと対子が複合した形の手牌)
だとして、受け入れは6種20牌。
残りの牌数は巡目にも依存するが、先制リーチを受けることが多そうな10巡目あたりとすると、
自分の手牌、捨牌を除いて(フリテンは考慮しない)、144 – 13 – 10 = 121牌もある。
つまり、おおよそテンパイ確率は1/6というわけで、
相手と同じ土俵に立つまでに平均6巡はかかるということ。
※もちろん、他人の捨牌は見えるわけなので、これを分母から差し引いてもよいが、
それをやるなら他人の捨牌にある自分の有効牌も分子から削ること。
この6巡にツモった危険牌は全ツッパしないとテンパイはできないわけなので、
6巡(捨牌では1列に相当する長さ)のツモ切りマシーン化を受け入れる覚悟が必要。
それを受け入れることができる打点の高さまたは広さが期待できないのであれば、
イーシャンテンから押すべきではない。
今回は黄金イーシャンテンを想定しているので、
テンパイさえしてしまえば相手よりも待ちが広いことは十分に期待できるが、
それでも無スジの中張牌を押すのは中々厳しいものがあると思う。
ただ、ここで考慮していないのは、自分から見た危険牌が実際にアタり牌である確率。
こればっかりは状況によるとしかいいようがないが、
普通の捨牌であれば無スジの牌はそれなりに絞られているはずで、
無スジの牌なんかを掴まされたらおとなしくオリるべき。
(無論、何らかの客観的かつ合理的な判断基準があって安全と判断できる時は切ってもよい)
それよりはマシだけど、19以外のスジだとか、字牌の初牌だとかいう場合は
上の1/6でしか張らないことを考慮してどうするか決めることになる。
(感覚的にはやはり押さないことが多い)
何が危険牌なのか、という判断については実力差が出る。
現物か100%安全牌だけを切って押し返せれば話は簡単なのだが、
実力のある人には明らかに待つのが不自然とわかる牌もある。
そういう牌を見抜いて押せるかどうかが実力差というわけ。
ただ、これは客観的な判断を下すことが非常に重要で、
およそ麻雀をやる時にはアガりたい願望があるので、
ここまで育てた手を成就させたいと思ってしまいがち。
それが大方の初心者が上級者に食べられてしまう原因なので、
よくよくこのことをココロに刻んでおくべし。
ある程度この辺の判断がつくレベルになってきてから大事なのは、
「折れないココロ」だと思う(笑)。
笑、と書いたが、結構重要なことで、
単に運が悪かっただけで3連敗することはザラにある。
実感がある人も多いだろうが、連敗は体力を消耗する。
その結果、ココロが折れて押し引きのバランスを失う、
ということが麻雀にはよくある。
たかだか3連敗することくらいはよくあることなのだが、
それによってココロが折れてしまうと、
5連敗、6連敗・・・と続き、ついには稀有な連敗地獄へ突入することになる。
何をすればココロが折れないか、なんてのは精神論の世界の話なのでわからないが、
間違いないのは、クサってはいけないこと。
3連敗しても3連勝すればお釣りがくるわけで、
そのくらいに軽く考えることが大事。
【オリ】
まずはとつげき東北さんの「科学する麻雀」を読む。
とても大事な、オリで打つべき牌の優先順位が書かれている。
これを忠実に実行するだけで、オリは相当正確になると思われる。
まれに「危険度は微妙に低いけど、こちらを振ると高い」というような場合もあるので、
一概にこれが正しいとは言えないが、大方の場合において正しい。
手詰まった時に打つ牌には実力差が如実に現れるが、
そもそもそんなどん底まで手詰まることはそんなに多くないはず。
【牌効率】
オバカミーコを読む。
全15巻で、後半は訳わからん精神論が入ってくるから要らないが、
最初の5,6巻くらいは非常に大事なことが書かれている。
3ヘッド最弱理論、フォローポイント打法や、
基礎の基礎である3456や3445の連続形は大事にしようとか、
その辺の基礎固めとしては最適。
波溜先生の言っていることを実践できるようになれば、
牌効率はそこまでひどい状態にはなってないはず。
以上。
(ココロの声:押し引きばかり分量を割いてしまった…反省。)