今回はMySQL5.7の性能を試してみようと思う。
Oracle社の言葉を信じれば、性能が3倍になった、とのことだが、
それをこの目で確かめてみよう、というわけ。
【方法】
・マシンスペック
仮想基盤:ESXi 5.5 OS:Cent OS 6.5 メモリ:4GB CPU:Intel(R) Core(TM) i7-3820 CPU @ 3.60GHz 2コア (ただし、ESXiで予約しているのは3600MHz) ディスク:HDD
・利用ツール
MySQL 5.6.27 MySQL 5.7.9 sysbench 0.4.12
・実行コマンド
sysbench --test=oltp --db-driver=mysql --mysql-user=sbtest --mysql-password=sbtest --mysql-host=192.168.2.203 --num-threads=512 --max-time=60 --oltp-read-only=off run
1分間Read / Writeの負荷をかけて、処理できたクエリの数を見よう、というわけ。
コネクション数は512で、
5.6、5.7それぞれで5回ずつ実施し、その平均と標準偏差を測定・計算しました。
【結果】
元データはこちら。
MySQL 5.6 VS 5.7 BenchMark Result
【感想】
う~ん、やはり3倍とまではとてもいかないですね、、、
まあ、3倍というデータが出たマシンは、
メモリ512GB、CPU threads 144という、
イチ個人では到底手に入らないスペックだったようなので、
その辺も影響してるんですかね、、、
Write性能にはほとんど差が出ていません。
これは、Write性能がディスク書き込み速度に大きく依存することを考えれば、
DBMSがどうがんばろうが、同じディスクを使っている以上、
どうしようもない所なのかな、と。
しかし、性能は向上している、という点では概ね同意できる結果になっています。
性能向上は1割強、といったところですが。
今回の検証はとりあえずこんなところです。
また気が向いたら何か別の性能検証するかもしれないです。
では。